日記・・なのです。


by hikagenokazura
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

かずら元年

 凍て付いた空に星はあふれ
 蒼褪めた月が輝いても
 心閉ざした虚ろな眼は道を見出すこともない

 吐き出した息は凍り付いて
 言葉にさえもならなかった
 かじかんだ指の間から零れ落ちてゆく俺の愛が

 冬の時代の中で新しい年を迎え
 冬の時代の中で行く年を見送るだけ

 (冬の時代より)

静かに、穏やかに、年が明けた。
凍て付いた空には無数の星が輝き、新年の訪れを祝う。
僕は昨日までと何ひとつ変わらず、日付が変わる時を迎えた。

思えば、僕らはあまりにも贅沢な時を過ごしていたんじゃないだろうか。
喰うに困ることも無く、体を休める家が無いわけでもなく、
戦火に怯えることもなく、ただぬくぬくと平和な日々を
時間と食料と酸素を貪り食っていたんじゃないだろうか。
今ある幸せに気付かず、多くのことを望みすぎていたに違いない。
いや、もしかすると恵まれすぎた環境では(何も)求めていないのかも知れない。
求めるものすら明確に見えて来ないまま、無い物ねだりをしていたのだろう。

喜怒哀楽の表現、さしずめ笑顔は人間だけのものだ。
もっと激しく、もっと優しく、相反する二つの心を震わせながら生きなければ
見えてこないものがある。聞こえてこないものがある。
淡々と生きることよりも、僕は情熱を剥き出しにして生きたい。

「かずら」は現代に回帰した。決して過去の痩せ細ったかずらではない。
だから僕にとっては【元年】なのだ。
[PR]
by hikagenokazura | 2005-01-01 00:00