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日記・・なのです。


by hikagenokazura
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・・つもりだ!

 【まるで昨日のことのように】

 南から吹いて来る風の匂い
 香り立つ午後の陽射しが
 君の両肩に降り注いで日溜りに影を落とす

 退屈な時間を過ごしているのなら
 ほんの少しだけでいいから
 僕に話をさせてくれよ言葉が聴こえるなら

 今 僕の目の前を通り過ぎて行く日々
 若かったあの頃が まるで昨日のことのように

 空っぽのポケットの中に
 入りきらないほどの夢と
 語り尽くせないほどの愛に飢えた少年のまま

 今 僕の目の前を通り過ぎて行く日々
 若かったあの頃が まるで昨日のことのように

 手を伸ばしても届かぬ夢の
 欠片をひとつ抱いて眠る

 ほとばしる汗と埃にまみれ
 ようやくここへ辿り着いた
 十九、二十歳の思い出が背中に張り付いたまま

 今 僕の目の前を通り過ぎて行く日々
 若かったあの頃が まるで昨日のことのように

 da da da・・あの日のことが
 da da da ・・夢の彼方へ
 (まるで昨日のことのように)


人付き合いが下手くそで、気の利いた会話が出来ないもんだから
表現の手段として、僕は歌い始めた気がする。
女々しい性格で「男らしさ」の微塵も無いから
声を張り上げて存在を訴えていた気がする。
甘えるばかりで、女性の扱いにも慣れてないから
抱き締めることしかできなかった。
もっと上手く言えた筈なのに、もっと上手くやれた筈なのに、
気が付くと、いつも一人ぼっちだった。
幾つになっても、不器用な生き方しか出来ない。
僕の歌はその「歴史」いや、人生の日記みたいなものだ。
口にするのが恥ずかしくなるような詩を書いたこともある。
見るのも嫌で長らく封印していた曲もある。
けど、これは全て「僕」そのものなのだ。
何度失敗を繰り返しても、僕はこの「不細工な自分」が好きだ。
好きじゃなければ、ライブなんて出来やしない。
それと・・どんな仕打ちを受けても、親父以外の人間を恨んだことが無い。
身から出た錆と諦める・・これだけは誇りに思っている。
手を伸ばしても届かないもの、
抱き締めた腕の間からすり抜けて行くもの、
いずれにしても、最後は一人になる。そのことには慣れている・・つもりだ。
本当は、叫び出したいくらいの夜。我慢することにも慣れている・・つもりだ。
・・つもりだ!
by hikagenokazura | 2004-11-27 02:53